現在進行中の現場です
2014.03.27
匠の技
設計段階から苦慮していた、新しいガレージの柱と旧家屋の屋根瓦との取り合い工事です。
瓦職人と板金職人の匠が、お互いの意見を出し合って出した結論で、瓦の下を雨水が通るというすご技です。
勿論大量の雨では無理ですが、この部分は雨の量が少ないことから、雨もれの心配解消の裏ワザです。
私も初めて体験する施工方法です。ガレージ屋根と旧家屋屋根との取り合い・緩衝・納まり・などなど苦心の作となりました。
旧家屋の瓦の葺き替えが順調に進みだしました。
これまで土を載せて葺いてあった屋根を桟葺きの施工として土葺き瓦と同じ高さに仕上げています。
大工さんも優れた腕で施工して貰っていて、門の塀の部分の腰板は良い材質の杉材を制度よく目板張してくれています。
それぞれの匠の技が生きる住まいつくりが、あんばいの真骨頂です。
今日も京都市内のビルの1階を準町屋風にする改造工事をご用命頂きました。
有難うございました。